大報恩寺

 

2019.08.04

大報恩寺(千本釈迦堂)

市内最古の国宝建築と重要文化財の仏像で知られるお寺

大報恩寺は、今から約800年前の鎌倉時代初期、安貞元年(1227年)に義空上人によって開かれたお寺です。本尊に釈迦如来坐像をおまつりし、京都を南北に走る千本通りの近くにあることから、千本釈迦堂の別名で親しまれています。創建当時から残る本堂は、洛中最古の木造建築物として国宝に指定されています。

有名な仏師たちが手掛けた仏像も、大報恩寺の大きな見どころです。境内にある霊宝殿は、鎌倉彫刻の宝庫。快慶が手掛けた「十大弟子像」や運慶の弟子にあたる肥後定慶作の「六観音菩薩像」など重要文化財の仏像が多数収められています。

大報恩寺はおかめ信仰発祥の地としても知られ、境内に「おかめ塚」があるほか、本堂にはお面や置物などたくさんのおかめグッズが展示されています。

多くの貴重な文化財を有する大報恩寺。歴史を感じながら、ゆっくり訪れたいスポットです。